
施設の『生きがい』と『健康寿命』の最適化
■進む施設の老朽化…"病巣"の早期発見と予防医療を
高度成長期からバブル最盛期にかけて、新しい建造物が次々とつくられ、日本は都市から田舎まで建物や土木構造物で埋め尽くされてきました。
それらの施設の多くが、数十年の歳月を経て、これから一斉に『老朽化』を迎えようとしています。
2012年に中央自動車道で発生した『笹子トンネル天井板落下事故』に見られるように、建物や構造物の老朽化は外見では判りにくいことも多く、専門家による入念かつ定期的な検査と、適切なメンテナンスを怠ると、人命にも関わる大事故に繋がりかねません。
これはちょうど、我々人間の身体が、『健康診断』で早期に病巣を発見し、適切な『治療』や早めの『予防措置』を行うことで、とりかえしのつかない大病を未然に防ぎ、長く健康を維持できるのと似ています。

■年老いた施設にも"生きがい"づくりを
しかし、日本社会の構造不況が長引く中、国にも地方自治体にも、大量に抱える施設をすべて適切にメンテナンスする予算はないのが実情です。
我が社には、古材や施主の思い出の品、地元の身近な地域資源などを創意工夫して住宅建築や家具づくりに取り入れることで、経費を節減しながら建築物の価値や魅力を高めることを実現してきた豊富な実績と経験があります。
公共施設等においても、施設の機能や設備をただ盲目的にそのまま修繕・存続させるばかりなく、現在・将来のその地域のニーズに適した形で、不要なものは別の形で再利用するなど、メンテナンスコストを最小限に抑えつつ、施設の利用価値をより増大させる(人間に例えれば新たな「生きがい」をもってもらう)、最善のご提案をいたします。
